パラオ歴史的建造物おすすめの観光スポット

パラオはダイビングやスノーケリングが有名ですが、歴史的建造物もあることをご存知でしょうか。

パラオ独自の文化もそうですが、スペインやドイツ、日本やアメリカといった多くの国に統治されてきたパラオは、

独特の歴史を持っています。

僕がパラオを訪れた理由は、第二次世界大戦中に大きな戦場になったペリリュー島に訪れるためですが、

それ以外にもパラオの歴史が気になったので、いくつかの歴史的建造物や博物館に訪れました。

その中でもおすすめの観光場所や、日本人ならぜひ訪れてほしい場所等をまとめてみました!

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ストーンモノリス「Badrulchau Stone Monoliths」

まず最初にご紹介するのはストーンモノリスと呼ばれる場所です。

ストーンモノリスはパラオのバベルダオブ島北部ングァルドマウ州にあるパラオ最大の考古遺跡です。

メインの島のコロール島から車で1時間半の場所にあります。

約2000年前の巨石文化の遺跡とされる謎が多い遺跡です。

なぜ謎が多いのか。

ストーンモノリス

ストーンモノリスはこのようにジャングルに囲まれた高台に不自然に岩が置かれているだけの場所です。

これの何が謎なのかというと、この石材はこの地域では採掘されない種類のようで、どのようにここまで運んだのか、どのような意味があるのかいまだにわかっていないということです。

ストーンモノリス

このように直立している石や、横に倒れている石など様々です。

一説には宗教的な目的のため、集会所として使用されていたというものがあります。

ストーンモノリス

というのもこのように縦に並んだ同じ高さの石があり、これは何かの建造物の柱ではないかという見解がなされているからです。

神話では巨人が運んだという話もあるようです。

ガイドさんの話だと、考古学的調査もあまり行われていないようなので、謎が多い歴史的原造物となります。

ストーンモノリスへ行くには、ツアーに申し込むか、レンタカーで個人で行くことになります。

ツアーは少し高いですが、様々なことを聞くことができるのでおすすめです。

パラオ国立博物館,エピソンミュージアム

続いては、歴史的建造物ではないのですが、パラオの歴史を学ぶことができる博物館を紹介します。

パラオには「パラオ国立博物館」と「エピソンミュージアム」の2つの博物館があります。

パラオ国立博物館は、ミクロネシア最古の博物館です。

日本統治時代の写真

パラオ国立博物館は、パラオの歴史全てを勉強することができます。

特に日本人に見てほしいのは、日本統治時代の展示品です。

第二次世界大戦時の様子や日本との関係性を写真などで細かく説明されています。

YouTubeではパラオの方々は第二次世界大戦時に日本人にとても感謝している等のショート動画が出回っていますが、

実際にはどうだったのか。当時の方々のインタビューなどがあるので、真偽を確かめることができるでしょう。

バイ

一番有名なのは「バイ」と呼ばれるパラオ独自の文化でもある集会所の模型です。

バイはパラオ独自のもので男性の集会所という意味のようですが、バイで重要な会議や儀式等が行われていたといいます。

エピソンミュージアムはパラオ国立博物館と比べるととても小さい博物館ですが、

パラオの伝統的な生活を勉強することができます。

上記2つの博物館の詳細については以下の記事にまとめてありますので、併せてお読みください!

パラオ国立博物館

パラオ国立博物館,エピソンミュージアムの入場料と行き方

2025年3月4日
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旧日本海軍墓地

日本海軍墓地

この墓地は、日本の統治時代および、第二次世界大戦で亡くなった日本海軍関係者を慰霊するために整備された場所です。

1944年〜1945年にかけてパラオでは多くの日本人が亡くなっています。

戦後一部の民間人や兵士のご遺体は日本に返還されましたが、現地に残った人々の墓地として整備されており、

現在も日本からの慰霊団やご遺族の方が訪れています。

この場所は地元住民も住んでいる場所にあるので、訪れる際は敬意を払いましょう。

また近所で飼われているわんちゃんが吠えながら追いかけてくることもあるので注意してください。あまり民家には近づきすぎないようにしましょう。

ナガードマウ滝の旧日本軍の鉄道跡

パラオの観光名所にナガードマウの滝というものがあるのですが、

その滝に行く途中に旧日本軍が使用した鉄道の跡があります。

鉄道跡

残っているのはレールのみですが、旧日本軍がこのレールを使用して物資を運んでいたということです。

80年以上経っているのに、まだこのように真っ直ぐのレールが残っているのは驚きですね。

ここを旧日本軍の方が通っていたと思うと感慨深いですね。このような場所にも歴史的建造物があるのは驚きです。

滝もパラオ最大級ということなので、滝を見るついでにこちらも見に行かれてはいかがでしょうか。

足元が滑りやすくなっているのと、丘を登ったり川の中を歩いたりするので滑りにくい靴を履いていきましょう。

ペリリュー島

ペリリュー島の戦いの場所。

日本人なら絶対に訪れておきたい場所です。

ペリリュー島については以下の記事で旅行記としてまとめてあります。興味がありましたら併せてお読みください。

ちなみにペリリュー島はツアーでしか行くことができないので、予定を先に立てておきましょう。

ペリリュー島の戦車

ペリリュー島に行ってみた 戦跡やツアーの費用『旅行記』

2025年5月10日

KBブリッジ

KBブリッジ

KBブリッジはパラオの主要2島、コロール島とバベルダオブ島を結ぶ全長413メートルの橋です。

バベルダオブ島は上で説明したナガードマウの滝やストーンモノリス、国会議事堂、空港がある島です。

なんとこの橋の建設には日本政府がODAにより全面支援されており、パラオと日本の友好の橋としても知られています。

現在ある橋は2002にできた2代目なのですが、初代の橋は崩落し死者も出すほどの大きな事故となりました。

この橋にはケーブルも通っていたため電気や通信が寸断され国家的危機に陥ったそうです。

それを日本政府がODAにより全面協力をしました。橋のたもとには日本とパラオの友好記念碑があります。

空港からコロールへ行く際に必ず通る場所なので一度は必ず目にします。

パラオの国会議事堂

国会議事堂

国会議事堂も実は観光スポットとなっています。

歴史的建造物とまではいきませんが、国会議事堂はアメリカ、台湾との関係性もありとても面白いです。

白亜のドーム型建築が特徴で、ワシントンD.C.のアメリカ合衆国議会議事堂にそっくりなデザインだそうです。

上院、下院、大統領府があり三権分立の象徴となっています。

外側は自由に撮影、観光が可能で、中も自由に入れました。

国会議事堂周辺の開発やインフラの整備などを台湾が技術協力しました。

パラオは台湾と正式に外交関係を樹立している数少ない国の一つです。

台湾とパラオの政治的関係を知るのには良い場所ではないでしょうか。

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パラオの歴史的建造物まとめ

いかがでしたでしょうか。

上記以外にもパラオには太平洋戦争時の大砲などを街中に見かけることがあります。

パラオには興味深い歴史的建造物が多々あるのでぜひ訪れてみてください!

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