中国四川省に位置している成都は三国志の世界ではとても有名な場所ですね。
蜀漢の本拠地であった成都は三国志に関連した遺跡や名所が数多く存在しています。
この記事を読んでくださっている方は、三国志ファンの方で間違いないと思います。
僕も三国志ファンの一人で、中国へは三国志の遺跡・史跡巡りをしに何度も訪れています。
今回は成都・広元に絞って、三国志に関連したおすすめの観光スポットを紹介していこうと思います!
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成都武侯祠

成都武侯祠は基本的には諸葛亮孔明を祀る場所として知られています。
武侯祠は中国のいろいろな場所で見ることができるのですが、成都武侯祠がその中でも有名な武侯祠の一つとなっています。
上の画像には漢昭烈廟と記されていますね。これが成都武侯祠の入り口なんですが、
成都武侯祠は建設当初は漢昭烈廟(劉備を祀っているところ)の横にあったらしいのですが、
明に漢昭烈廟の中に移されたようです。成都武侯祠は約15万平方メートルもの敷地を有しており、観光する場所がたくさんあります。
成都武侯祠の中を少しだけ紹介します。
武侯祠

武侯祠は上でも紹介した通り蜀の丞相諸葛亮孔明を祀る場所です。
中には黄金の孔明像があります。孔明を囲うように孔明の子らの銅像もあります。
三義廟

三義廟は想像できる方もいるかもしれませんが、劉備、関羽、張飛のことですね。
義兄弟の3人を祀っている場所です。中には銅像や3人を描いた絵画?のようなものがありました。
漢昭烈廟

成都武侯祠の入り口には漢昭烈廟とあります。もちろん劉備を祀っている場所もありますよね。

日本の古墳のような場所ですね。恵陵と呼ばれています。ここが劉備が眠っている場所だとされています。
蜀漢の皇帝だけあってやはり今まで見てきたお墓よりも大きく立派です。
本当にここに眠っているのかは定かではないですが、余計なことは考えないでおきましょう。
上記以外にもここには三国志に関する資料館のような博物館のような場所があります。
お馴染みの成都の武将の蝋人形もたくさんありました。20体くらいあったかな。蜀の武将が好きな方は必見です。
ちなみに僕は張嶷が好きです。
蜀の要所剣閣

剣閣は劉備軍が劉璋を追い詰める時に苦戦したり、最後は姜維が最後の抵抗を見せた場所などとても有名な場所ですね。
蜀の要害として知られるこの場所は本等で何度も読んだことがある方も多いかもしれませんが、ここに来れば理由がわかりますよ。

これが剣閣関からの眺めです。これは攻め込むのは大変な場所ですよね。
天然の要害とはいったものです。ここにきたときは本当に感動しました。実際にここで戦いが繰り広げられていたと考えると言葉が出ません。
三国志が好きなら絶対に訪れる場所の1つだと思います。
駐車場から剣閣関がある場所までは結構歩くため、軽装での観光はおすすめしません。しっかりとした運動靴等を履いていくことをおすすめします。
翠雲廊

ここは剣門蜀道の一部で、南はろう中、西は西は梓潼、北は昭化まで続いています。
成都(蜀の都)へいくときは必ず通らなければならない道でした。

ここは何が有名かというと張飛が部下に命令して柏の木を植えさせた場所だとされているからです。
張飛が巴西の太守をしていた頃、上記の通り、成都へ赴くとき等はこの場所を必ず通らなければなりませんでした。また軍事上この道を整備する必要があり、蜀道に柏の木を植えさせたということです。

道の両端に柏の木を植樹したということです。実際に研究もされており古蜀道は全部で6回の植樹が行われており、そのうち2回目の植樹は三国時代にされたと研究結果が出ています。
直径が2mを超える柏の木は三国時代に植えられた可能性が高いということです。

今は柏の木がない場所もあります。人災等で現在現存している古柏は7,900本あまりと言われています。
研究もしっかりされているため、この道は本当に蜀の兵士や将軍格の武将が通ったのでしょう。
張飛が通った場所を僕が通ったとか本当に嬉しい限りです!
昭化古城(葭萌関)
昭化古城は旧名を葭萌関といいます。葭萌関は三国志ファンで知らないという方はいないのではないでしょうか。
劉備が成都攻めの手がかりとしたのがこの葭萌関です。張飛と馬超の戦いもこの辺りであったとされています。
葭萌関は剣閣関など東西南北各関につながっているため、とても重要視された関と言われています。
昭化古城は全体が遺跡となっています。昔の中国の街並みにいるみたいで楽しかったのです。
費禕祠
昭化古城の中には費禕のお墓もありました。
劉備のお墓と比べると大きくはないですが、それでも立派なお墓ではないでしょうか。
蒋琬祠
費禕に続いて蒋琬のお墓もここではご紹介しておきます。
蒋琬のお墓は上二つと比べるとだいぶ質素なのがわかりますね。3人の蜀の丞相を祀っているというのはやはり、この3人は民衆からも人気があったということがわかりますね。
蒋琬のお墓があるところは他にもメインの建物がありました。蒋琬のお墓は質素に見えますが、規模的にはかなり大きいと思います。
龐統祠

龐統が生きていればもう少し蜀も頑張れただろうと思う方も多いと思います。
実際僕もその一人です。方正と2枚看板で軍事面を任せることができたらどれだけ楽になったのだろうかと思いますが。
蒋琬と同じくらいでしょうか。このようなお墓は何ていうんでしょうね。
費禕のお墓との違いは何なんでしょうか。。。知っている方がいたら教えてください。
龐統祠は劉備が建てたと言われています。清の時代に戦争によって破壊されてしまったため、現在はそれ以降にできたものです。戦争がなければ劉備が建てたものを見れたのに!
まあ劉備によって建てれるというのはやはり劉備はすごく信頼していたのでしょうね。
成都三国志聖地巡礼,遺跡巡りの旅おすすめの観光場所まとめ
いかがでしたでしょうか。成都〜広元は三国志特に蜀に関する遺跡がたくさんあります。
正直1日で回り切るのは不可能に近いです。上記の観光場所を回るのには2日は必要かと思います。
それでも時間をかけてみる価値はあるので、ぜひ訪れてみてください!
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